トップページ > ジェネレックMシリーズの魅力にサウンドと構造の両面から迫る


Mシリーズには、ウーファーが5インチで高域30W低域50Wの「M030」と、ウーファーが6・5インチで高域50W低域80Wの「M040」の22機種がラインナップしている。両機種共に様々な機器と接続できるように3タイプの入力端子を装備し、一般家屋で起こりがちな中低域がふくらむ現象を補正する機能も備えるなど、まさに宅録ユーザーのための製品だ。モニター環境をもっと良くしたい人や、高音質で音楽制作を行ないたい人に最適なモニタースピーカーとなっている。

2本足のようなユニークなデザインは、本体の底部から内部の空気を逃がすためのもので、これにより豊かな低域を再生。ボディは環境保護に配慮し、ウッドファイバーを中心に合成したリサイクル可能な新素材で製造している。このことは自然の素材に近い鳴りと特性が得られるばかりでなく、製造時の二酸化炭素排出量を少なくできるという利点もある。また、無音状態が続くと、消費電力を抑える待機モードに切り替わるのもうれしいポイントだ。


 







──まずミカさんから、Mシリーズを開発するに至った経緯とコンセプトについて聞かせてください。


ミカ:従来の弊社製品は、非常に多くの放送局や業務用レコーディングスタジオで使用されていますが、最近はよりホームレコーディングに適した製品を求めるリクエストを多くいただくようになりました。そうした声に応えるために、デスクやスピーカースタンドの上などに常設して使うユーザーを想定して、「よりコンパクトで使い勝手のいいスピーカーを作る」というコンセプトで設計をスタートしたんです。従来の1000シリーズに近いサウンドキャラクターを目指しながら、現行の8000シリーズの良い点も採り入れています。

──技術面での新たな試みとしては、どのようなことにトライしたのでしょうか?

ミカ:コストを抑えて、8030並みの性能を発揮するスピーカーを目指しました。例えば、Mシリーズに採用している筐体素材もそのための試みのひとつで、アルミと同じくらいの音響効果を出せる素材を探した結果、たどり着いたものなんです。それと、部屋鳴りや設置場所によっては音質の補正が必要になると考えて、音響補正スイッチも今までより操作しやすくしました。設定方法がすぐにわかるように、背面にイラストを印刷するという工夫もしています。

──本機のパワーアンプも新たに開発したものなのですか?


ミカ:Mシリーズに搭載されているクラスDアンプは、独自に設計したデジタル仕様のものです。クラスDアンプは発熱や高周波の歪みが少なく、消費電力が小さいという利点があるので、本製品で初めて採用することになりました。アナログアンプに近いサウンドを目指したために開発は難航しましたが、その結果、歪みをかなり低く抑えることに成功しました。
──では、青木さんにうかがいますが、Mシリーズを試聴した印象はどのようなものでしたか?

青木:いい意味で「以前のジェネレックの音質に少し戻ったかな?」という第一印象を抱きましたね。クセのない音質でありながら、そこにジェネレックの名機1030の持ち味である鮮明さとアタック感が加わったような感じです。低域と高域がしっかりと出ていて、それでいてドンシャリ感がなく、中域に十分に厚みがあって、サウンド全体がバランス良くまとまっています。しかも、耳に優しくて疲れを感じにくい音質なので、長時間の作業に使うのにも向いていますよ。これならレコーディングでもミックスでも使えると思いますね。

ミカ:今まで弊社の製品に寄せられた意見には、「いい音だし、気持ち良く作業ができるけど、長時間聴いていると疲れてくる」という声が多くありました。その点を考慮して、長時間聴き続けても疲れにくいサウンドを目指したんです。

──Mシリーズの性能を発揮させるためのセッティングのポイントは?

青木:Mシリーズの構造上、スピーカーを置く台の素材によって低音の鳴り方が変わるようなので、硬くてしっかりした場所に置くということが大事ですね。それと、部屋の広さとか環境によっては、背面の音質補正スイッチを使うことが重要だと思いました。

ミカ:振動対策という点では、スピーカーの設置場所にラバー素材を敷くと、振動をカットする効果が大きいと思います。

青木:宅録で使ってもらうことを目的に設計されたというだけあって、机の上にセッティングした時に、一番いい感じで鳴るように出来ているんだなと感じました。だから、宅録や小さなスタジオで使用すると重宝すると思います。出音がいいと気分もノッてくるので、作曲や編曲とかのクリエイティブな作業を行なう人にとってMシリーズは最適ですよ。まさにミュージシャンの音楽的な発想を喚起させてくれる製品ですね。
 



 

 上記のインタビューに登場したミカ・マキラークソ氏が「M030」を使ってMシリーズの魅力を動画でプレゼンしてくれた。「M030」の特徴や構造がわかりやすくまとめてあるのでこちらもぜひご覧いただきたい!

 

 

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■主なスペック

・ウーファー:5インチ
・ツイーター:3/4インチ
・最大出力:HF=30W、LF=50W
・周波数特性:58Hz〜20kHz
・最大音圧レベル:103dB
・クロスオーバー周波数:3kHz
・外形寸法:273(H)×190(W)×190(D)o
・重量(1本):4.6kg

 

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■主なスペック

・ウーファー:6.5インチ
・ツイーター:1インチ
・最大出力:HF=50W、LF=80W
・周波数特性:48Hz〜20kHz
・最大音圧レベル:107dB
・クロスオーバー周波数:2.5kHz
・外形寸法:337(H)×235(W)×229(D)o
・重量(1本):7.4kg

 

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