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FL STUDIO11でEDMのビートを作る!

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EDMの制作に最適な機能を満載したDAWソフト「FL STUDIO 11」。このソフトには、EDMの要となる重厚なビート(キック×ベース)を作り出すための機能が多数備わっています。ここではそのいくつかを紹介しま しょう。同社のサイトで体験版をダウンロードすることもできるので、その魅力を体感してみてください。


インパクトのあるキックとベースの音色を標準搭載

 「EDM」というワードを聞いてまずイメージするのは、何といってもインパクトのあるキックとベースのサウンドでしょう。それだけに、EDMを作る際には、この2つのパートの音色選びに十分こだわりたいものです。
 まずキックには、TR-909風の音色を選ぶのが定石です。FLSTUDIO11には、EDMに最適なキックサウンドが得られるソフト音源「Bass Drum」が備わっていますので、これを使うとイメージに近いサウンドが素早く得られます(画像1)。
 ベース用の音色としては、アナログシンセ系のソフト音源が豊富に用意されているので、曲のイメージに応じて選ぶといいでしょう。TB-303風のベースが欲しい時は、「TS-404」を選ぶと同様の音色が得られます(画像2)


Bass Drum

▲キック専用ソフト音源「Bass Drum」は、アナログシンセ系のキックを核とした音色に、サンプル波形をミックスすることで、独特のアタック感やサウンドを得ることができるのが特徴だ

TS-404

▲「TS- 404」は、アルペジエーターやスライド機能を内蔵している、シンセベース音色に最適化されたアナログシンセ系のソフト音源だ。ディストーションも装備しているので、歪んだ感じのTB -3 03風の音色も作成できる



重厚な音作りに欠かせない「音色のレイヤー」が超簡単!

 曲調などに合わせてキックやベースの音色をエディットすると、EDMらしさを演出できます。例えば、フィルターをかけたり、音の立ち上がりなどのエンベロープを調整するといったワザが定番です。それ以外の方法としては、質感の異なる複数の音色をレイヤーする(重ねる)のが特に有効で、FLSTUDIO11では、このようなエディットも簡単に行なえます。
 例えばキックの場合、アナログシンセ音源の音圧感のあるキックに、アタック感が強い生ドラムのキックをレイヤーすることで、音圧感とアタック感を兼ね備えたサウンドになります。
 また、ベースも異なるシンセを使ってサイン波で1オクターブ下の音などをレイヤーすることで、音圧感のあるサウンドに仕上げることができます。いずれも、レイヤーする際の音量バランスがポイントとなりますので、イメージする音色に近い状態になるようにバランス調整を行ないましょう。)

Layerモジュール

▲FL STUDIO 11には「Layer」というモジュールが用意されている。これを使用すると、複数のソフト音源を同時に鳴らすことができ、音色をレイヤーさせることが簡単にできるのだ


Layerモジュール操作法

▲メニューから「CHANNELS」→「Add one」→「Layer」と選んでいくと、パターン内にLayerモジュールが追加される。あとはshiftキーを押しながらレイヤーしたいトラックを選び、Layerパネル(上図)の「Set children」をクリックすればレイヤー設定は完了だ。右の画像は、Layerを利用してBass DrumとSamplerのキック音色をレイヤーさせて演奏している状態



ベースのフレーズメイクに最適なアルペジエーター

EDMのキックやベースは曲調によって様々な演奏のパターンがありますが、キックは一般的に大半が「4分打ち(4つ打ち)」と呼ばれるパターンになっています(画像1)。これはキックを4分音符で拍の頭で鳴らすフレーズのことで、ここにハイハットやスネアを乗せることで、様々なスタイルを作り出します。
 一方ベースは、EDMでよく使われるTB-303風のスケールに沿ったループフレーズがポイントとなります。このようなベースフレーズをゼロから打ち込みで作ろうとするとなかなか難しいのですが、前述のTS-404の内蔵アルペジエーター機能を活用すると簡単に似たようなフレーズを作ることができます(画像2)


パターンを打ち込む場合

▲パターンを打ち込む場合は、右上の鍵盤マークをクリックするとステップごとに音程を細かく指定できる。音程感のあるパートを打ち込む時は、この状態にすると便利だ

4分打ち

▲FL STUDIO 11のピアノロール画面でキックの4分打ちを打ち込んだ状態。基本的に、強弱をあまり付けない方がタイトなグルーヴになる


、アルペジエーターの設定

▲TS-404の「FUNC」(ファンクション)タブを選ぶと、アルペジエーターの設定画面に切り替わる(A)。「CHORD」でドリアンやリディアンなどのスケール名を選び(B)、アルペジエーターを「?」(ランダム)にするとスケールに沿ったフレーズが作れる(C)



MIDIキーボード/コントローラーと連携してアグレッシブなビートが作れる

FL STUDIO 11に、MIDIキーボード/コントローラーなどのハードウェアを組み合わせると、よりアグレッシブなビートメイキングが行なえるようになります。
 例えば、アートリアのMIDIコントローラー「BEATSTEP」のステップシーケンサー機能を利用すると、思いがけないベースのパターンを次々と作り出すことができ、トラックメイクの幅を広げることができるでしょう。
 また、同社の「KEYLAB」のようなMIDIキーボードを使用し、そのノブやスライダーなどにキック音源「Bass Drum」のパラメーターをアサインすると、複数のパラメーターを同時に調整できるため、サウンドエディットの作業性が飛躍的に向上します。

シンセベースのトラックの例

▲BEATSTEP(下写真)のステップシーケンサーを使用して作成したシンセベースのトラックの例。音階を指定して演奏モードを「ランダム」にすると、思いがけないフレーズが自動演奏され、それが斬新なアイディアに結びつくことも多い

BEATSTEP


フレーズの符割を変更

▲ステップシーケンサーを再生しながらパッドをオン/オフすると、フレーズの符割を変えることができる。また、ノブを動かすことで各ステップの音程を変えられる

KEYLAB

▲こちらはパッドやツマミに加えてMIDIキーボードも搭載した「KEYLAB」。鍵盤での演奏が行なえるのはもちろん、ノブを動かすことでFL STUDIO 11のソフト音源のパラメーターをエディットできる



FL STUDIO 11 Signature Bundl


FL STUDIO 11 Signature Bundle ¥35,000

 FL STUDIO 11は、EDMに合うドラム音色やソフト音源を数多く装備したソフトです。いくつかの演奏パターンを制作し、それらを組み合わせてトラックを構築していけるのが特徴で、デッドマウスやアヴィーチー、マデオンなど、EDMの有名アーティスト達がこぞって使っています。他のメーカーのDAWソフトやボーカロイド、プラグインを使用している人向けに、お得な「プロデューサー優待版」(¥22,000)も発売しています。


■お問い合わせ:(株)フックアップ
●TEL:03-6240-1213
●HP: http://www.hookup.co.jp/



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