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FL STUDIO11で短いフレーズを素材にして手早くトラックを作る方法

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EDMの制に最適なFL STUDIO 11は、内蔵ソフト音源やパターンシーケンサー以外にも便利な機能を豊富に装備しています。今回はその中から、オーディオデータの録音と編集ができる波形エディタの「Edison」を紹介します。同社のサイトでFLの体験版もダウンロードできるので、その魅力を体感してみてください。


 Edisonはひと言で言うと「様々な機能を備えた波形編集ツール」です。プラグインと同様、各チャンネルにインサートして使用することができ、サンプリングしたオーディオデータをフレキシブルに編集できるという特徴があります。例えば、サンプリングした波形をビート単位でスライスしてMIDIノートに割り当ててMIDIキーボードで演奏したり、スライスした音素材をパターン画面にドラッグしてリズムを組んだり、プレイリスト上にドラッグしてループフレーズとして使うなど、曲制作からリミックスまで活用できます。

Edison

▲Edison



短いフレーズをEdisonで録音してループ素材を作る

 楽器を弾くのが苦手でも短いフレーズが弾けるならば、Edisonで録音したデータをループ化することで曲作りに活用できます。ここでは、内蔵音源で作ったパターンを録音する場合と、エレキギターの演奏などを録る場合の両方の手順を解説します。

ソフト音源で作ったパターンを録音する手順

手順1

手順1:パターン画面上の各音色(ここではキック、クラップ、ハット)をシフトキーを押しながらクリックして選び(@)、割り当てるミキサーのチャンネル上で右クリックして、「Link selected channels」(A)→「To this track」(B)を選ぶ

手順2

手順2:手順1で指定したチャンネルのインサートスロット(@)にEdisonを割り当てる(A)


手順3

手順3:録音ボタンの右にあるON PLAY(@)を選んだ後にEdisonの録音ボタン(A)をクリックし、録音待機状態にする

手順4

手順4:トランスポートの再生ボタンをクリックすると (@)、パターン(A)がEdisonに録音される


手順5

手順5:Edisonの画面にパターンが録音されて、オーディオ波形として表示される

手順6

手順6:ループとして使用したい部分のみ選択し(@)、 はさみマークのボタン(A)をクリックする


手順7

手順7:開いたメニューから「Trim」を選ぶ(@)

手順8

手順8:1小節のドラムパターンのループ素材が完成した



ギターなどの外部オーディオを録音する場合

手順1

手順1:ギターなどを録音する場合は、ミキサー画面 の、出力が割り当てられていないチャンネルにEdisonをインサートする(ここではInsert 8)

手順2

手順2:ミキサーの右側上部にある「Input audio source」(@)で入力するオーディオインターフェイスのチャンネルを選べば準備完了だ。あとは、ソフト音源で作ったパターンの録音手順3〜と同じように進めるとギターを録音できる



録音素材をビートごとにスライスしてMIDIコントローラーで演奏できるようにする

 ここでは録音した音素材がテンポに合わせて再生されるように、素材のスライスの方法を解説します。なお、スライスした音素材はMIDIノートに割り当てることができるため、アートリアKEYLABのようなMIDIキーボードや、BEATSTEPなどのMIDIコントローラーで演奏することも可能です。この手法は、新たなリズムパターンやフレーズを作る際に役立つでしょう。

手順1

手順1:Edison上でテンポ表示を右クリックし、サンプルのプロパティを表示させる

手順2

手順2:ループの拍数やテンポの設定を行なう。Tempo-syncにチェックを入れ、Autodetectから「Quick estimation for short loops」を選び、「Accept」をクリックする


手順3

手順3:Resionボタン(@)をクリックし、「Autos lice」→「Small grid-slicing」を選ぶ

手順4

手順4:設定した拍数に応じた細かいビートでループがスライスされ、テンポに追従したループになる


手順5

手順5:MIDIノートへの割り当てを行なう。Resionボタンをクリックし、「Assign all to」→「Whole keyboard 」を選ぶとスライスした断片を割り当てられる

手順6

手順6:割り当てられた鍵盤の音程が波形上に表示され、MIDIキーボードで演奏できるようになった



録音したループ素材をプレイリストに並べてトラックを作成する

 Edisonを使用する手法としてはシンプルですが、録音したフレーズをドラッグ&ドロップでプレイリストに並べて演奏トラックを作成してみるのもいいでしょう。例えば、右ページで紹介したようにギターの短い演奏を録音して、それをプレイリストに貼ってループさせるだけでも、打ち込みだけで作ったトラックとは、グルーヴ感が格段に違ってきます。

手順1

手順1:プレイリストを表示させるために、メニューから「View」→「Playlist」を選ぶ

手順2

手順2:プレイリストが表示される


手順3

手順3:ギターを録音したEdisonを表示させ、右から2番目のドラッグボタンをクリックする

手順4

手順4:ループを貼り付けたいトラックの再生位置までドラッグし、位置が決まったら指を離す。これでトラックにループが貼り付く


手順5

手順5:プレイリスト左上のメニューボタンでペイントツールを選び、貼り付けたトラック上でドラッグしてループの長さを決める



FL STUDIO 11 Signature Bundl


FL STUDIO 11 Signature Bundle ¥35,000

 FL STUDIO 11は、EDMに合うドラム音色やソフト音源を数多く装備したソフトです。いくつかの演奏パターンを制作し、それらを組み合わせてトラックを構築していけるのが特徴で、デッドマウスやアヴィーチー、マデオンなど、EDMの有名アーティスト達がこぞって使っています。他のメーカーのDAWソフトやボーカロイド、プラグインを使用している人向けに、お得な「プロデューサー優待版」(¥22,000)も発売しています。


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