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(※)表記されている価格は2014年3月31日以前のものです   

作・編曲家の鈴木Daichi〞秀行氏がニューモデル「Mシリーズ」の実力を試す

取材:目黒真二 写真:桧川泰治

モニタースピーカーの定番ブランド、ジェネレックから新製品の「Mシリーズ」が発売された。同社のスピーカーを普段から愛用している鈴木“Daichi”秀行氏に、「M030」と「M040」の2機種を普段の制作環境で試聴してもらった。果たして、その性能はどのように進化したのだろうか?

──Daichiさんは、普段からジェネレックの8000シリーズをお使いですが、なぜ8000シリーズを選んだのですか?

Daichi:僕が作曲の仕事を始めた頃は、あちこちのスタジオにジェネレックのスピーカーがあって、当時は1030という機種の派手な音が好きでよく使っていたんです。その後に8000シリーズが登場して、それを試聴して気に入ったので、2階の部屋に8250A、地下の部屋に8050BPMを入れました。

──2階と地下で機種を変えたのはなぜですか?

Daichi:同じ8000シリーズでも音が微妙に違うんですよ。8250AはDSP回路を使っているので、音にスピード感があって、低音がスッキリとしていて解像度が高いんです。2階の部屋は主にミックスの作業に使うので、そういうタイプが合うんですよ。もう一方の8050BPMは、8250Aより落ち着いた感じの音なので耳が疲れないんです。地下の部屋はアレンジやレコーディングで使うので、音楽的に気持ち良く聴けるスピーカーの方が作業が進めやすいんですね。

──8000シリーズの特に気に入っているポイントはどこですか?

Daichi:音に気持ち良さがありながらも、フラットな特性を持っているところですね。以前はヤマハのNS-10Mというスピーカーをリファレンス(音の基準)にしていて、他のスピーカーを使う時もNS-10Mと比較しながら音を作る必要がありましたが、8000シリーズならその必要もなくて、これ1台だけでリファレンススピーカーとして使えるんですよ。

──(赤い機種を見て)小型のモデルも併用しているんですね?

Daichi:これは8020Bという、このシリーズで一番小さいモデルです。他のスタジオで作業をする時に持って行って、音のチェックに使うこともあります。それくらい自分の中で基準になっているんです。

──では、新製品のMシリーズを使ってみた感想はいかがですか?

Daichi:小型なのに音がしっかり出せることにビックリしました。それでいてサウンドにわざとらしい感じがないし、作曲やアレンジをする時に欲しい気持ち良さがありますね。解像度も高いので、曲作りからミックスまで一連の作業にピッタリだと思います。宅録用のスピーカーは、どれだけ低音に色付けをせずに音を出せるかがキモになりますから、そういう意味でこのシリーズはベストだと思います。



※鈴木“Daichi”秀行氏が使用しているレッドカラーの8020Bは限定品のため販売が終了しています

ジェネレック「Mシリーズ」帯
「Mシリーズ」スペック

「ホームユースに最適なモニターが欲しい」というリクエストに応えて開発された新型機。従来の1000シリーズと8000シリーズを意識しつつ、バスレフポートの位置を工夫し、新しいパワーアンプの開発を行なうなど様々な革新的技術が投じられた。筐体はリサイクル可能な素材を採用。そのサイズからは想像できないほどのレンジの広さと解像度を誇り、レコーディングからミックスまでこなすオールラウンドな実力を持つ。

8000シリーズ

アルミ製エンクロージャーや丸みのある形状など、先進的なアイディアでニアフィールドモニターの新定番となったフラッグシップモデル。

今回試聴したM030(左)とM040(右)

今回試聴したM030(左)とM040(右)


アレンジや録音で使っている部屋。普段は長時間の作業でも疲れない8050Aをセットしている

アレンジや録音で使っている部屋。普段は長時間の作業でも疲れない8050Aをセットしている

罫線
「Mシリーズ」スペック

【M030】オープンプライス
●ウーファー:5インチ
●ツイーター:3/4インチ
●最大出力:HF= 30W、LF= 50W
●周波数特性:58Hz〜20kHz
●最大音圧レベル:103dB
●クロスオーバー周波数:3kHz
●外形寸法:273(H)×190(W)×190(D)o
●重量(1本):4.6kg

【M040】オープンプライス
●ウーファー:6.5インチ
●ツイーター:1インチ
●最大出力:HF=50W、LF=80W
●周波数特性:48Hz〜20kHz
●最大音圧レベル:107dB
●クロスオーバー周波数:2.5kHz
●外形寸法:337(H)×235(W)×229(D)o
●重量(1本):7.4kg

●問い合わせ先:オタリテック
●TEL:03-6457-6021

鈴木“Daichi”秀行

スズキ ダイチ ヒデユキ

ギターやベース、キーボードなどを操るマルチプレイヤーとして活動する他、作曲やアレンジ、プロデュースなど、多岐に渡って才能を発揮しているクリエイター。モーニング娘。やYUI、mihimaru GT、SMAPといった大物アーティストの楽曲を手掛けている。



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